この記事は連載です。
記事の最初=> スキッディング(1)
前回のおさらい
プルークとシュテムの導入
前回の続きなのでまだ読んでない人は前回のブログへgo!
いやはや、思ったより反響あるようでいくつか質問者受けました
「文字だけじゃワカンネェ」
…はい、画像が用意できるよう努力します
「結局ずらす方がいいの?ずらさない方がいいの?」
…"ずらせる"方が滑りの幅が広がります
「できないスキボって?」
…サイドカーブが極端に小さいしゃもじみたいなスキボや、短すぎるスキボはできない事があります。
とまあこんな感じから続きます。
前回でシュテムターンまで話しましたが、これからの話はシュテムターンが出来ている事が前提のお話しです。
従来の滑りはターン後半にズレが生じます。この滑りの特徴は、板を回している割に左右の移動が少なく、雪質が悪いと疲れる事です。
比較してシュテムターンですが、ターン前半からズレが生じます。特徴は横にワイドなターンになることと、ゲレンデ状況の影響を受けにくい事です。
従来では板を回してから制動が起こるのでターンスピードの調整が難しく、オーバースピードになるとターン後半での制動でがんばらないとスピードが調整できません。さらには不安定な状況で制動をかけているのでとっても怖いです。特にエッジの利かないアイスバーンは苦手でしょう。
スキッディングが使えるとターン前に制動がかけられ、更に遠心力も利用できるので滑りは楽になります。雪面の捉えも早くなるのでアイスバーンなどの状況でも安定する事が出来て暴走も軽減できます。
そもそも最も大きな違いは従来型は内足に頼ったターンですが、スキッディングは外足を利用出来るターンです。これが最大のポイント!
なので突き詰めていくと…あれ?シュテムターンのままだとカービングが出来ない?!
そう。内足を使うカービングだとシュテムターンからの発展でカービングに移行させるのが難しいのです。
ではどうするか…外足を使うカービングにすればスキッディングのおいしい要素を利用した新しいカービングターンが生まれるのです。
そんな新しいカービングターンについては次回解説!
続く