2017年1月16日月曜日

スキッディング(8)

この記事は連載です。

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前回のおさらい
荷重とターンの組立て方

今週末は凄い雪でしたね!おいらも雪を求めて斑尾に行きましたが、凄すぎてさすがにパウダー専用の板が欲しくなりましたσ(^_^;

なお、パウダーにはパウダーの滑り方がありますが、これもスキッディングが出来てないと非常に大変な滑りしか出来なくて大変です。

新しいカービング。スキッディングの要素を取り入れたこのカービングは、外足にしっかりと乗る事と、内足を過度に使わないのがポイントになります。

必然的に遠心力を利用できるので、このターンは強いエッジグリップを手に入れられます。すると今までよりも倒し込み、内倒が生まれて体全体で遠心力を感じられ、より利用できます。

従来の滑りは、いわゆる「内足主導」のターンで積極的に内足に乗り、外足を同調させます。この外足の同調が難しいのでだいたい外足が遅れ、外足だけがターンの外側を向いてしまいます。この形から遠心力を貰おうとしてもなかなか出来ません。

でもスキッディングは、なかなか足をそろえたパラレルスタンスを作るのが難しくて、楽な内足主導のターンになる人も多いのが実際です。どうしたらスキッディングからパラレル、カービングへ繋げることができるのでしょう?

コツは2つ「フォールラインを意識する」のと、「少しずつ足をとじていく」事です。

フォールラインとは斜面の進行方向で、この方向に板を向けると直滑降になります。

このフォールラインを意識する。とは、かなり感覚的なので伝わりにくいのですが、判るようになるとスキッディングで必要な横方向の意識が理解できて、今まで下方向にしかなかった制動が横方向にも作ることか出来るようになります。

そして足を閉じていく、とは無理にパラレルにするのではなく、プルークの延長上にパラレルがあると意識する事です。ただそれだけなのに、今までと違ったターンが楽しめるようになるはずです。

そしてここに前に解説した「ナチュラルスタンス」を組み込むと、非常に楽で疲れにくいすべりが生まれます(^_^)b

と、長くなりましたがスキッディングについては以上で説明を終わります。わかりにくい内容だったかと思いますがいかがだったでしょうか?
また改めてまとめてお伝えしたいとおもっていますので、またそのときは宜しくお願いします。