2017年1月13日金曜日

スキッディング(7)

この記事は連載です。

記事の最初=> スキッディング(1)

前回のおさらい
ターンの3つの要素

この記事も長くなってきました。
スキッディングの話は広がる広がるw

そんなスキッディングの話なのに荷重の話になってます。大丈夫、脱線していません(・∀・)

板に対して荷重をかけると、板はしなります。さらに、板のどの部分に荷重するかで板の回り方が変わります。

荷重をかけるには自重、体の重さをまず利用します。これを外足にかけていくとターンが始まります。大事なのはここ、ターンの前に体重移動をする事で過重によるターンが始まる事です。
※正しくは過重のみによってターンは起こらないのですが、同時についてわずかな角付けがおこるため、ターンが始まります。

スキッディングを使うにはこのターン前の体重移動と荷重が必要なのです!

なので、従来のスキボの一般的なターンでは先に角付けとターンがはじまり、遅れて遠心力に耐える為の荷重がかかる滑りの人がほとんどで、この滑りではスキッディングは生まれません。

つまり簡単に言うと、ターンの組立が逆なのです。従来の滑りではターン後半しか荷重できないので、スキッディングがうまく使えないのです。

対して荷重先行のターンの場合、ターン開始から荷重がされているためスキッディングも始まります。また板にしっかりと乗れているため上半身が楽になり、アイスバーンなどで足元が不安定になってもリカバリーが容易です。

スキッディングでの滑りの代表格のシュテムターンでも同じように先に荷重があってターンしています。なのでシュテムターンも安定感のあるターンになっています。

そして新しいカービングターンとは、この荷重先行のターンなのです。

と言うわけでもすこし続きます

続く