2016年12月28日水曜日

スキッディング(1)

新しいGR板のコンセプトで「ずらしやすい」と言うのがあります。

が、このずらしやすいと言うのがよくわからない!と言う方が多くいらっしゃるようです。

と言うわけで今回の連載はこのずらし、「スキッディング」について解説したいと思います。

スキッディングは昔からあるスキー操作の方法で、板を意図的にずらしてターンする技術です。
というとなんのこっちゃ?と言うところですが、簡単に言うと昔からある雪を左右についてシャッ!シャッ!と軽快に飛ばして滑るあれ、です。

簡単に出来ているかどうかが判る方法としては、ハの字で大きくゆっくりと曲がることが出来るかどうかです。もしすぐに回ってしまって直線的な曲がり方になっているならばスキッディングは出来ていません。

案外このハの字、専門用語でプルークと言いますが、プルークはむずかしいものです。よく初心者がまず教わる滑りだと思われてますが、実はプルークこそ無敵の滑りだったりします。

しかし、長板ならまだしもスキボはこのプルークがちょっと苦手です。それは板が非常に回りやすい形状をしているのと、短いから正しいプルークの滑りが未熟でもなんとかなるからです。

ですが、スキボにしろ長板にしろ上級者と中級者の壁にはこのプルークがあります。特にスキボでは中級者こそこのプルークを習得すると良い、とおいらは考えてます。そしてその理由が冒頭のスキッディングと言う操作なのです。

スキッディングのメリットは横方向の制動コントロールが出来るのと、バーンの捉えが早くなるのでより安定したターンが出来ることです。はい、なんのこっちゃ?って感じです。

その辺も含めて次回お伝えしたいと思います。(*゚▽゚)ノ

続く