2016年12月21日水曜日

雨だとどうして滑りが悪い?

なんか、今週の連休は雨予報出てますね。(´・ω・`)

おいらも23に八千穂、24に竜王を予定しているので気になってます。

案外この時期、クリスマス寒波とか言って雪降る可能性高いんですが、今回は雨になるかなぁ。

あ、おいらはクリスマス関係ないので。25誕生日だし。

さて、そんな雨の中滑る猛者の為の話題です。雨の時って、なんか滑りが渋いですよね。

なんででしょ?

元々、スキーの滑走面と雪との摩擦は非常に小さくツルツル滑ります。が、人間の感覚ってかなり敏感なもので、少しでも抵抗があると滑りが悪いと感じます。

それが雨だと雪と滑走面との間に水を挟む事になります。すると水は雪よりも滑りが悪いため、滑りが渋く感じます。更に水による表面張力が加えて抵抗になり、急にブレーキを踏まれたような感覚になります。

それを少しでも解決させるには、水を何とか除去してあげないといけません。そのためにスキーの板には微細な"ストラクチャー"と呼ぶ傷がわざとついていたり、フッ素などの添加剤が含まれたワックスを使います。

フッ素などの添加剤は水の表面張力などに作用して抵抗力を小さくします。そしてストラクチャーは排水性を高めて余分な水を除去してくれます。これによって雨でも高い滑走性を維持できますが、一つ落とし穴があります。

雨の時はしっかりワックスをブラシで落とさないとこれらの効果は出ませんし、逆効果にすらなります。ストラクチャーにゴミやワックスが貯まっているとそれだけで滑りが渋くなりますので、雨予報がある時の板作りはしっかりクリーニングとブラッシングを行いましょう。

もし専用の道具など持ってない場合。滑っている時に定期的に滑走面をタオルなどで拭ってあげるだけでも一時的に効果があります。加えてノットワックスやハヤシワックスのハイペリオンなどのリキッドワックスならば、滑走面に塗り広げるだけなので、そう言った方法も知っておくとちょっとだけ雨の日のスキーが楽しくなるかも知れませんよ(・∀・)